初恋告白文(完)



ある日、いつものようにAからの挨拶を無視すると、Aが首をかしげるのが視界に入りました。



私は、嫌っているのが伝わった、そう思いました。



私は少し安心したのです。



そして私は油断したのです。



元来、私は感情を隠すのが得意でした。



実際、Aがプリントを渡してくれたときに手が触れたことがありましたが、私は顔色一つ変わりませんでした。
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