2度目の忘れられない恋
忘れた記憶の中に
「みおお待たせ!行くか」
「うんっ」
夏休みも半分ほど終わり、今日は校外学習。
後半は自由行動なので、祥吾と一緒に回る。
「あ、ここのかき氷めっちゃ美味しいらしいよ」
「そうなの?食べたい!」
やっぱり、私の好みを良く分かってる。
自由行動は3時間だけで、あっという間に終わってしまったけど、
すごく楽しめた。
「バス降りたら待っててよ」
「はぁい」
やっぱり今日も変わらず家まで送ってくれる。優しすぎないかとちょっと心配にもなるくらい。
バスから降りて祥吾を待っていると、
「あ!みおちゃんだ~!」
「うぎゃ!?
だ、誰ですか…?」
見ず知らずの女の子に抱きつかれた