赤黒マフィアの色恋模様
だが、そんなに甘くはない。蒸発できなかった分が頬に花びらが当たる。

くらくらとしてくる。なんで?なんでなの……?どうしたら、勝てる?

色々なところに花びらが着いてきた。何かの芳醇な香り……がしてきた。薔薇かなぁ。なんて、考える暇なんてないのに考えてしまう。

すぅ、と体から力が抜けていく。

「ふん、抗いすぎだ」

〈吸血鬼〉がニヤリと笑う。

「虐めがいのあるやつだな、やっぱり」

目の前に近づく。そして、目の前に立つと屈みこみ、あたしの頬を撫でる。

「本当に面白そうな女」

「……キャラ、違くないです?」

思わず、そんなことを言ってしまった。
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