「Last note」〜特性を持つ者へ〜4
「……もしもし。」

緊張を見抜かれないように落ち着いた口調で話すと、ビジョンで視たヘリウムガスによる気味の悪い声が響く。

『青山クン!ボクノビジョンヲ、
視テクレテ アリガトウ!!』

「君は誰?…レナさんは無事なのか?」

単刀直入に聞くと、
聞き覚えのあるワードを口にした。

『フフフ…"数秘ノ謎ヲ暴ク時……"。
知ッテルダロ?時ガ来タッテ事ダヨ!!』

「Leaf」で俺と櫂が謎解きをしていたのを聞いていた烏丸は、目を驚かせて俺を見てきた。

「…君も特性保持者なんだな?何て呼べばいい?」

『ン〜。最初二 ヒント言ッタヨ!!
コレクライ 分カラナイト、
コノ先ツライヨー?』

完全にゲームのように楽しんでいるようだ。
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