「Last note」〜特性を持つ者へ〜4
「髪は染めたて?カラー剤付いてたわよ?」

ニッコリ笑うまりあさんの観察眼に、俺の警戒心が発動した。
何せ数時間前に黒いスプレーで染めたばかりなのを見破られてしまったのだから。

その時、彼女のネイルを見てある事に気付いた。
「綺麗ですね、その爪。
ネイルサロンに通ったりしてるんですか?」

レナさんのネイルサロンで見つけた、
オリジナルデザインのラインストーンがキラリと光っていたのだ。

「えぇ。高校時代の友人がいるサロンでね。
珍しいわね、ネイルを褒めてくれる男性は嫌いぢゃないわ…。」

そう言うと、俺の耳元で小声で囁いた。

「狙われてるのは私。守ってね?」
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