オレ様御曹司 と 極上KISS
「うん。今日夜会うよ。」

「なおえらいよねぇ。ひとりの男と長く付き合うって・・・
わたしもいい加減見習わなきゃ。」

「佳那はモテるからいいじゃん。
今の人とはそれなりに長いんじゃないの?」

「うんまぁね。1年ほど続いてるけど・・・
なおには負けるよ。もう5年でしょ。
そろそろじゃない?結婚。」

「ん。まぁね。。。」

っていってもなぁ・・・。
もう1年ほど・・・ないんだけどなぁ・・・。

今日は久々に誘われた。
・・からもしかしてそろそろそういう話なのかなぁって期待したりもして・・・。


「あら、ここ空いてる?いいかしら?横。」

ぼーっとしてたら、海外事業部の内藤さんが横に座った。

「あ、はい。どうぞ。」

これぞキャリアウーマン!っていう感じのスレンダーな背の高い美女でたしか一つ上の28歳のはず。

バリキャリで海外にも2年ほど赴任していたという噂。

お盆の上に載っているごはんは、豪快にもかつ丼とラーメンで、食べる前に長い髪をうしろにたばね、ラーメンを豪快にすする姿もめちゃくちゃ様になっている。

5分ほどで食べ終わるとささっと立って行ってしまった。

うわーっ。。カッコいい・・・。


「なお、今の人。」

「内藤さん?」

「その今言った新しい専務のね。
彼女って噂。」

「え?マジで?」

佳那がうんうんとうなずいている。

へぇ・・・。
まぁ専務って呼ばれる雲の上の人とうわさになってもおかしくないほどの人ではある。

まぁ、言ってもわたしには関係ないけど・・・。
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