私たちの六年目
「菜穂……。
俺ね、菜穂と離れて以来。
ずっと菜穂に会いたくて会いたくてたまらなかったんだ。
菜穂が恋しくて、沢山話がしたくて。
なんでこんなに心が菜穂を求めるのか不思議だった。
最初はさ、親友を失った悲しみなんだと思ってたんだ。
すごく仲良しだった友達がいなくなったから、寂しいだけなんだって……」
確かに秀哉は、すごく悲しそうだった。
私が、もう二度と会わないって言った時。
だけど二人が結婚する以上、もう無理だと思ったから。
友達に戻るなんて、どうしたって出来なかった……。
「だけどさ、変なんだ。
5年以上も片想いをしていた梨華と、ようやく付き合うことになったのに全然嬉しくなくて。
むしろ、すごく苦しくて。
気が付けばいつも考えているのは、梨華のことじゃなくて菜穂のことで。
もしかして俺……、何かひどい勘違いをしているんじゃないかって思って。
そう思ったら、確かめたくなったんだ。
俺は、本当は誰を好きなのかって……」
その言葉に、トクンと心臓が音を立てた。
秀哉がゆっくりと動いて私との距離を取る。
すぐ目の前にある秀哉の顔。
秀哉は私のことを、まっすぐに見つめていた。
俺ね、菜穂と離れて以来。
ずっと菜穂に会いたくて会いたくてたまらなかったんだ。
菜穂が恋しくて、沢山話がしたくて。
なんでこんなに心が菜穂を求めるのか不思議だった。
最初はさ、親友を失った悲しみなんだと思ってたんだ。
すごく仲良しだった友達がいなくなったから、寂しいだけなんだって……」
確かに秀哉は、すごく悲しそうだった。
私が、もう二度と会わないって言った時。
だけど二人が結婚する以上、もう無理だと思ったから。
友達に戻るなんて、どうしたって出来なかった……。
「だけどさ、変なんだ。
5年以上も片想いをしていた梨華と、ようやく付き合うことになったのに全然嬉しくなくて。
むしろ、すごく苦しくて。
気が付けばいつも考えているのは、梨華のことじゃなくて菜穂のことで。
もしかして俺……、何かひどい勘違いをしているんじゃないかって思って。
そう思ったら、確かめたくなったんだ。
俺は、本当は誰を好きなのかって……」
その言葉に、トクンと心臓が音を立てた。
秀哉がゆっくりと動いて私との距離を取る。
すぐ目の前にある秀哉の顔。
秀哉は私のことを、まっすぐに見つめていた。