私たちの六年目
「答えは、簡単だったよ。
それはもう疑いようもないくらい」
秀哉の声が、まるで歌のメロディみたいに。
私の心に美しい旋律を奏でる。
「俺が好きなのは……。
キスしたい相手は、菜穂なんだって……」
そう言うと、秀哉はせつなそうに目を細めた。
「ごめんね、菜穂。
ずっと俺のことを想ってくれてたのに。
いつも、いっぱい優しさをくれたのに。
俺、鈍くて……。
全然、自分の気持ちに気づいてなくて……」
「秀哉……」
「どうしよう、俺……。
やっとわかったのに。
やっと菜穂が好きってわかったのに。
他の人にプロポーズなんかして……。
菜穂の気持ちも、俺から離れて。
俺、どうしてこんなにバカなんだろう……っ」
そう言った後、秀哉から大粒の涙がこぼれた。
そんな秀哉を見ていたら、たまらなくなって。
私は秀哉を、ぎゅっと抱きしめた。
秀哉は私の腕の中で震えていて。
声を殺して泣いていた。
それはもう疑いようもないくらい」
秀哉の声が、まるで歌のメロディみたいに。
私の心に美しい旋律を奏でる。
「俺が好きなのは……。
キスしたい相手は、菜穂なんだって……」
そう言うと、秀哉はせつなそうに目を細めた。
「ごめんね、菜穂。
ずっと俺のことを想ってくれてたのに。
いつも、いっぱい優しさをくれたのに。
俺、鈍くて……。
全然、自分の気持ちに気づいてなくて……」
「秀哉……」
「どうしよう、俺……。
やっとわかったのに。
やっと菜穂が好きってわかったのに。
他の人にプロポーズなんかして……。
菜穂の気持ちも、俺から離れて。
俺、どうしてこんなにバカなんだろう……っ」
そう言った後、秀哉から大粒の涙がこぼれた。
そんな秀哉を見ていたら、たまらなくなって。
私は秀哉を、ぎゅっと抱きしめた。
秀哉は私の腕の中で震えていて。
声を殺して泣いていた。