私たちの六年目
「ごめんね、二人とも。
本当に、嫌な思いばかりさせてごめんね。
守や郁未にも、沢山迷惑をかけちゃった」
梨華の顔には、後悔の色が見えていた。
確かにここ数ヶ月、梨華のことで私達は本当に大変だった。
私もひどく悲しい思いをしたし、苦しくてつらかったけど。
でも結果的に、愛する人の心を手に入れられた。
出来ればこんなに遠回りはしたくなかったけど。
こういう流れでないと、秀哉の梨華に対する思いは手放せなかったのかもしれない。
だからきっと、全てが必要な出来事だったんだ……。
「こんな私だけど、これからも友達でいてくれる?」
申し訳なさそうに尋ねる梨華。
その顔はやけに子供っぽくて、なんだか可愛いと思ってしまう自分がいた。
「そんなの当然でしょう?
これからも親友だよ」
「秀哉は?」
梨華の問いに、秀哉が頷く。
「あぁ、もちろん。友達だ」
秀哉の言葉を聞いてホッとしたのか、嬉しそうに微笑む梨華。
「ありがとう」
そう言った後、また梨華の目から大粒の涙がこぼれた。
「もう後悔するのはやめよう。
前だけ向いて歩いて行こうよ」
梨華が教授や不倫相手を好きだったことも。
秀哉が5年間も梨華を好きだったことも。
二人が結婚することになって、傷ついた私も。
その時の自分は、それで精一杯で必死だったんだから。
そんな自分も全部受け入れて、前へ進んで行こう。
それがきっと、これからの自分の力になるはずだから……。
本当に、嫌な思いばかりさせてごめんね。
守や郁未にも、沢山迷惑をかけちゃった」
梨華の顔には、後悔の色が見えていた。
確かにここ数ヶ月、梨華のことで私達は本当に大変だった。
私もひどく悲しい思いをしたし、苦しくてつらかったけど。
でも結果的に、愛する人の心を手に入れられた。
出来ればこんなに遠回りはしたくなかったけど。
こういう流れでないと、秀哉の梨華に対する思いは手放せなかったのかもしれない。
だからきっと、全てが必要な出来事だったんだ……。
「こんな私だけど、これからも友達でいてくれる?」
申し訳なさそうに尋ねる梨華。
その顔はやけに子供っぽくて、なんだか可愛いと思ってしまう自分がいた。
「そんなの当然でしょう?
これからも親友だよ」
「秀哉は?」
梨華の問いに、秀哉が頷く。
「あぁ、もちろん。友達だ」
秀哉の言葉を聞いてホッとしたのか、嬉しそうに微笑む梨華。
「ありがとう」
そう言った後、また梨華の目から大粒の涙がこぼれた。
「もう後悔するのはやめよう。
前だけ向いて歩いて行こうよ」
梨華が教授や不倫相手を好きだったことも。
秀哉が5年間も梨華を好きだったことも。
二人が結婚することになって、傷ついた私も。
その時の自分は、それで精一杯で必死だったんだから。
そんな自分も全部受け入れて、前へ進んで行こう。
それがきっと、これからの自分の力になるはずだから……。