恋かもしれない
ジェルキャンドルを受け取りに行って、暫くパーク内を散策してショッピングゾーンをまわる。
「じゃあそろそろ帰りますか。外見てください。本格的に雲行きが怪しくなってきました」
見れば、確かに空が暗い。
お昼を食べる前に見た雲がこっちまで届いたようだ。
たくさん人がいたパーク内もまばらになっていて、芝生にシートを広げていた人たちもいそいそと帰り支度を始めている。
小さな風車小屋と原色の花が咲く花壇の傍を通っていると、ぽつんと雨粒が当たった。
「降って来ました。綾瀬さん急ぎましょう!」
「は、はいっ」
岩田さんにがしっと手を掴まれて、懸命に走る。
走っている間にも雨が激しくなってきて、同じく通路にいる人たちも「うわー」「きゃあー」と声をあげながら屋根のある所に向かって走っていた。
入場門の屋根の下に辿り着いて荒い息を吐きながらもホッとしてると、岩田さんにぐいと手を引かれた。
「青になったら行きます。僕が車を持ってきますからここで待っていてください」
「は?」
大粒の雨が地面に落ちて水しぶきを上げている。もう少し待ってみたら……の言葉は、出る暇がなかった。
横断歩道の信号が青になった途端、すごいスピードで走って行ってしまったのだ。
間もなくワンボックスカーが駐車場から出て来て道路わきに停まったので、急いで乗り込む。
「じゃあそろそろ帰りますか。外見てください。本格的に雲行きが怪しくなってきました」
見れば、確かに空が暗い。
お昼を食べる前に見た雲がこっちまで届いたようだ。
たくさん人がいたパーク内もまばらになっていて、芝生にシートを広げていた人たちもいそいそと帰り支度を始めている。
小さな風車小屋と原色の花が咲く花壇の傍を通っていると、ぽつんと雨粒が当たった。
「降って来ました。綾瀬さん急ぎましょう!」
「は、はいっ」
岩田さんにがしっと手を掴まれて、懸命に走る。
走っている間にも雨が激しくなってきて、同じく通路にいる人たちも「うわー」「きゃあー」と声をあげながら屋根のある所に向かって走っていた。
入場門の屋根の下に辿り着いて荒い息を吐きながらもホッとしてると、岩田さんにぐいと手を引かれた。
「青になったら行きます。僕が車を持ってきますからここで待っていてください」
「は?」
大粒の雨が地面に落ちて水しぶきを上げている。もう少し待ってみたら……の言葉は、出る暇がなかった。
横断歩道の信号が青になった途端、すごいスピードで走って行ってしまったのだ。
間もなくワンボックスカーが駐車場から出て来て道路わきに停まったので、急いで乗り込む。