恋かもしれない
ほんの少し雨に当たっただけなのにびしょびしょになっていて、ハンカチで拭いただけじゃ追いつかない。

それに白いブラウスのせいか中の下着が透けて見えていて、すごく恥ずかしい。

岩田さんが気付いてないことを祈りつつ、さりげなく腕で隠した。

こんなことなら、色の濃いブラウスにすればよかった。

「寒くないですか。僕の家すぐ近くなんで行きましょう。体を拭くタオルくらいありますから」

「え、いいです。このまま、帰ります」

「いえいえ、そのままだと風邪をひきますから。言うこと聞いてください」

岩田さんの言った通りに本当に近く、十分くらいでアパートに着いた。

「ここで待っていてください」

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