※怪異にご注意※
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あたし達は被害者の子の病室の前まで来ていた。
な、なんか緊張するなぁ〜…。
あたしは緊張を沈めようと深呼吸をした。
「緊張するかい?」
横に立つ鶴伽様があたしを見て笑った。
「はい…。少し」
あたしは少し俯いて答えた。
「大丈夫ですよ、優様。鶴伽様と私がしっかりとアシストしますから」
そう言い宇佐美さん優しく笑った。
「おい!宇佐美!それは僕が言おうと思ってたのに」
「先に言ったもん勝ちです」
鶴伽様と宇佐美さんが言い合っていると、病室のドアが開いた。
「「「「あ」」」」
病室のドアを開けたのはとても綺麗な女性だった。
「あ、もしかして…鶴伽探偵事務所の方々ですか?」
女性は少し困惑したように聞いてきた。
こほん。
鶴伽様は咳払いをして女性の方を見た。
「いかにも。僕は探偵の鶴伽と申します」
鶴伽様は軽く一礼をした。
「そして、こっちの2人が僕のアシスタントの宇佐美と新人の瓶城くんです」