学校一クールなキミのお世話係になりました
ああ、ダメだなあ、私また彼のことを甘やかしちゃうよ。


結局強引に彼の言うとおりになっちゃったけど、別にお祝いをしてあげるのが死ぬほど嫌ってわけじゃない。


どうせ今日だって一緒に病院への診察へついていくつもりだったから、放課後は彼と過ごすつもりでいたんだし。


ただ、こんな風にみんなの前で、特別扱いされるのが恥ずかしいだけなんだ。


私って何なんだろ。


彼女でも無いのに、こんな風に気安く話しかけてくれるのは、ただ私が北原君の右手だからなのかな?


これが、いわゆる都合のいいオンナってやつなんだろうか。


それなのに、こんなにドキドキして彼の言葉に心が揺れてしまうのが、馬鹿みたいだなって思った。
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