終わらない物語を、君に
女が勝つためにはロイヤルストレートフラッシュしかないわけだが、そうそう出るものじゃない。

「ストレートフラッシュ」

その場にカードを出すと、女が小さなため息をついた。
勝った、そう確信したスクーナだったが。

「……ロイヤルストレートフラッシュ」

「嘘だろ!?」

女の出したカードを確認するが、スペードのAから10までが揃っており、間違いない。

「じゃ、これはいただいていくわね」

「待て、勝ち逃げか!」

必死なスクーナに一瞥だけくれ、女はふぁーと大きなあくびをした。

「明日も朝早いの。
おやすみ、色男」

「待てって!」
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