終わらない物語を、君に
ひらひらと手を振り、必死に引き留めるスクーナを無視して女は酒場を出ていった。



「今日こそ勝つ」

「あなたも懲りないわね」

あれから。
スクーナは懲りずに女――レスティンに勝負を挑み続けている。

「Jのワンペア」

「残念。
ツーペアよ」

はぁっ、もう飽きたとでもいうのか、レスティンはため息を小さく吐き出し、テーブルの上にカードを投げ捨てた。

どうなっているのかと思う。
何度勝負を挑んでもスクーナの連敗。

「まだ続ける?」

「まだだ!」
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