俺の新妻~御曹司の煽られる独占欲~
「和樹さん……?」
ぱちぱちと目を瞬かせこちらを見る鈴花におおいかぶさり、細い首筋を唇でなぞると華奢な体が大きく震えた。
白い肌が熱を持ち、みるみる赤く染まっていく。
「あ、あの。これもスキンシップですか……?」
戸惑ったように眉を下げてそう言った鈴花に、思わずぷはっと噴き出した。
ホテルのベッドに押し倒されているというのに、まったく危機感のない彼女の純粋さにつけこんで微笑む。
「そう。夫婦らしくなるために必要なスキンシップだ」
こんな言葉で丸め込んで彼女を押し倒すなんて、悪い大人だと自分でも思う。けれど、彼女に触れたいという欲望に勝てなかった。
頬にかかった髪を指ではらいあらわになった耳に唇をよせる。
耳の形を確かめるように唇でなぞると、鈴花は首をすくめて「んっ、ううう……!」と小さな声をもらした。
まったく色気のないその声が、恋愛に不慣れな彼女らしくて逆に愛おしくてたまらなくなる。