それでも君を
「何か思い当たってる感じ?症状言ってごらん」
ここまできてしまったらもう逃れようがない。
症状を伝えたら次に言われることまで想像がついてしまって、気は進まないが素直に口に出した。
「えーっと…倦怠感、関節痛、悪寒…」
それを聞いた真ちゃんの手が私のおでこに触れる。
「…インフルかな?最近流行ってるからね。お腹はどう?気持ち悪くない?」
「今のところは…」
熱はまだ測っていないがきっと高いだろう。
ここまできてしまったらもう逃れようがない。
症状を伝えたら次に言われることまで想像がついてしまって、気は進まないが素直に口に出した。
「えーっと…倦怠感、関節痛、悪寒…」
それを聞いた真ちゃんの手が私のおでこに触れる。
「…インフルかな?最近流行ってるからね。お腹はどう?気持ち悪くない?」
「今のところは…」
熱はまだ測っていないがきっと高いだろう。