それでも君を
その言葉に引きずられるように、ここ最近の記憶が蘇る。



輸血したり、腸炎になったり色々してるもんなぁ…



あまり芳しくないことは自分で思い返しても当てはまる節がある。



「梨央に向かない治療方針だってことはわかってる。だから今まで提案しなかった」



けど…



もう、やらなきゃいけないところまできている、と。



颯くんが考えもなしにこういう提案をする人ではないことは、もう十分すぎるほど理解している。



「どうしても嫌だってことなら…」

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