それでも君を
初めての治療日。



何が起きるかわからないので、初回は1泊2日の入院で投与することに。



「そんな不安そうな顔しなくても大丈夫だよ」



荷物の整理をしてくれていた真ちゃんが手を止め、少し困ったように眉毛を下げてこちらを見る。



「…そうだね」



病室のベッドの上。



少し強がった返事をしてみたものの、この状況で不安にならない人の方が希少なはずだ。



「…ほんとに大丈夫かな…」



閉じ込めていた気持ちが口からポロッとこぼれ落ちる。



「大丈夫、僕がついてるよ」



そう言われて顔を上げると、優しい瞳と目が合った。

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