それでも君を
「だったら…」



もう少し耐えれば、吐き気も治まってくるかもしれない。



「梨央の気持ちは分かってる。でもね、このまま我慢して脱水になっちゃったら点滴が必要になるよね?病院に行って点滴する苦痛と今ここで数分だけ耐える苦痛だったら、絶対後者の方が負担が少ないし、早く楽になる」



真ちゃんは優しく、けれどここだけは譲らないよとでも言うように、私と視線を合わせた。



「それにね、きっと梨央は自分で入れられないってことも、だからといって僕に頼むのも恥ずかしがって拒否感を示しそうだなってことも全部織り込み済みで分かってるつもり。それも踏まえた上でそれでも坐薬がいいだろうってことになったんだ。青城先生とも相談の上で提案してるって考えてみて」



「…んんっ…」



そこまで検討し尽くされているなんて…
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