それでも君を
激しい吐き気を素早く抑えられるメリットはすごく魅力的だ。



だけど、坐薬特有の入れる時のあの嫌な違和感と、入れた後の不快感にじっと耐えなきゃいけない苦痛を想像すると、どうしても避けたい気持ちが湧き上がってくる。



今の私には、その不快感に耐えるだけの気力すら残っていない気がした。



「……理屈は……わかる、んだけど……」



「嫌だなぁ…でしょ?入れる時の違和感もだし、入れた後しばらくじっと耐えてなきゃいけないのも、今の体調だと相当しんどいもんね」



葛藤する私の表情を見ただけで、真ちゃんは私が何を天秤にかけて迷っているのかをあっさりと見抜いて見せた。
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