それでも君を
さっそく手袋をはめて潤滑剤を用意する。



準備を進める真ちゃんの手際は良く、迷いがない。



「じゃあ入れるからね。ちょっと冷たいよ。息をふーっと吐いて……そう、上手」



体を横に向けられ、言われるがままに息を吐く。



一瞬の嫌な違和感に思わず体がキュッと強張ってしまいそうになった私に、真ちゃんが優しく声をかける。



「大丈夫だよ、力抜いて。うん、もう入ったからね」



背中を優しくさすり続けてくれたおかげで、最小限の苦痛で乗り越えることができた。



「はい、おしまい。不快だと思うけど、15分くらいは頑張ってキープしてね」
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