それでも君を
処置を終えた真ちゃんはパパッと後片付けと手洗いを済ませ、戻ってくると私の汗ばんだおでこを冷たいタオルで優しく拭いてくれた。



そのまま、私の手を包み込むように握ってくれる。




それから20分ほど経った頃。



あれほど私を苦しめていた胃のムカムカと激しい吐き気が、まるで波が引いていくみたいにスーッと薄らいでいくのが分かった。



「どう? ちょっと楽になってきた?」



「……うん。少し楽になったかも…。やっぱり…効くの、早いね…」



まだ全身の重だるさは残っているけれど、息をするのすら辛かった吐き気からは確実に解放されていた。
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