それでも君を
「…ありがとう、恵那ちゃん」



私は何度あなたに救われるのだろう。



ふっと上を向き、流れそうな涙を押し込んで、再び恵那ちゃんと向き合う。



医者として、患者を不安にさせたままではいけない。



「先生もちゃんと休むね。だから恵那ちゃんも塩分と水分制限この調子で一緒に頑張ろうね!」



そう言ってなんとか笑顔で恵那ちゃんを見送り、その日の診察を終えた。




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