それでも君を
それから、嫌になるほどあっという間に2週間が過ぎ、次の投与日がやってくる。



副作用がようやく抜けて“普通”の感覚を取り戻せたと思ったのも束の間、もう金曜日だ。



颯くんの方針に従うって決めて、副作用にもなんとか耐えてきた。



真ちゃんも支えてくれているし、病気は良くなってきているんだから、もう少し頑張りたいと思う自分もいる。



今日も治療を受けるつもりで、朝の採血も頑張った。



「……はぁ……」



しかし、颯くんの待つ診察室へと向かう足取りは重い。

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