それでも君を
「治療法はまたいくらでも考える。任せとけ。梨央に合う別の方法を探せばいいだけの話だ」



颯くんはいつものようにふっと笑うと、真剣な眼差しで私の頭にぽんと手を置いた。



「よく頑張ったな、梨央。本当によく耐えた」



「……っ」



「梨央がどれだけ必死にこの点滴に向き合ってきたか、俺も水沢も一番近くで見てきたから、十分すぎるくらい分かってる。限界まで頑張ったんだから、逃げたなんて思わなくていい」



真ちゃんも握る手にぎゅっと力を込め、頷いてくれる。



「うん。だから、もうこれ以上無理して耐えなくていいんだよ」


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