それでも君を
「……怒らないの?」



「怒るわけないよ……ずっと、辛かったでしょ」



真ちゃんは悲しそうに、でも穏やかに目を細めた。



「最近は月曜日の朝も顔色が悪いこと、ほんとは気づいてたんだ。金曜日が近づくたびに身体をこわばらせているのも。……でも、梨央が頑張るって決めて、自分で必死に向き合おうとしてたから…。梨央の覚悟を応援しようと決めて、見守ってた」



真ちゃんの言葉に、颯くんも前にかがみ込み、私の目を見つめながら同意する。



「そういうこと。でも…、限界がきたなら、もう十分だ。この治療、一回やめよう」



「……っ!? え、やめるって……いいの? 病気、悪くなっちゃうんじゃない…?」



思いもよらない言葉に、動揺を隠せない。

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