それでも君を
「……ほんとだ。これ…間違いじゃないよね…?」



「ああ。これなら無理して点滴を続けなくても、一時的に内服コントロールへ戻せる。逃げ出さずに耐え抜いた成果だな」



颯くんの誇らしげな言葉に、胸の奥からこみ上げてくるものがあった。



あの激しい吐き気とだるさに耐えた日々は、無駄じゃなかったのだ。



「……よかった」



もしかしたら、ひと時軽快に向かっただけかもしれない。



それでも、私にとっては今までのご褒美のような、心が救われるような結果だった。



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