それでも君を
その日の帰り道。



真ちゃんの仕事終わりを待って合流した私は、秋の涼しい風が吹く夕暮れ時の道を、真ちゃんと並んでのんびりと歩いていた。



「……よかったね。梨央の頑張りが、ちゃんと結果になって返ってきて」



真ちゃんが隣で、心底ホッとしたように目元を緩める。



すでに話は颯くんから聞いたのだろう。



「うん。……ほんとは治療をやめるって決めた時、病気が悪化しちゃうんじゃないかって不安だったの。でも、そうじゃなくてよかった」



「本当に頑張ったね。……あ、そうだ。ちょっと寄り道していかない?」

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