それでも君を
「そういうこと。でも…、限界がきたなら、もう十分だ。この治療、一回やめよう」



驚きに目を見開く梨央に、俺はいつものように笑ってみせた。



頭にぽんと手を置くと、梨央の小さな身体から、すっと緊張が抜けていくのが手に取るように分かる。



「よく頑張ったな、梨央。本当によく耐えた」



泣きじゃくる梨央の背中を優しくさすりながら、俺は心の中で静かに誓っていた。



どんなに遠回りになろうと、このふたりが笑顔でいられる未来を、主治医として絶対に守り抜いてみせる、と。





   〜〜✴︎〜〜おまけ おわり〜〜✴︎〜〜
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