残り香
私は煙草を吸わないのに。
煙草の残り香はあれは夢ではなかったと私に直感させた。
確かに、柴崎さんは私に会いに来てくれたのだと。
「私は生きるよ、柴崎さんの分まで」
浮いてきた涙を私は、ぐいっと力強く拭い去った。
【終】
煙草の残り香はあれは夢ではなかったと私に直感させた。
確かに、柴崎さんは私に会いに来てくれたのだと。
「私は生きるよ、柴崎さんの分まで」
浮いてきた涙を私は、ぐいっと力強く拭い去った。
【終】


