Sweet in my Room!!
「だからぁー、ありがと!アンタたまには良いこと言うじゃん☆」


「……まぁね。」


「納得すんなよ!」


「緊張したからお腹減ったー。サーコなんかおごって。」


「はぁ!?なんで!?」


「感謝してるならそんくらいしてよ。」


「図々し!言わなきゃヨカッタ~。」


「ウソウソ。じょーだん。」


「ねぇ、真顔でウソかマジか微妙なウソつくのやめてくれます?」



「じゃお先に~。」


「あっ!待てコラ!お前が何かおごれー!」



相変わらず鼻につくようなこと言うやつだけど…


一応助けてくれたんだよね、あたしのこと。



ヘタレなのは変わってなかったけど、


なんかちょっとかっこよかったよ、アンタ。



ありがと。













教室に戻ると一足先にマキマキと航太がお昼を食べていた。


「おっ、来た来た~。一発ケンカしてきたかぁ?」


航太がニヤニヤしながらパンチする素振りを見せた。


「マキマキ~…なんつったの、この金メッシュ単細胞に!」


「おい!俺ボロクソか!」


「え~?サーコが隣のクラスの女子にちょっと顔貸せや~って言われてタイマンはりに行ってるーって言ったよ♪」


「勝手に脚色すんな!つか、話盛んな!」


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