来世もきっと、私は貴方に恋をする。
ザッー!
「おい!どうした!!大丈夫か!」
勢いよく部屋へやってきたのは
沖田さんだった
「おっ…沖田さん…!」
沖田さんの顔を見た瞬間
涙がたくさん溢れてきた
よかった、無事に帰ってきた
そんな安堵の気持ちもあるかもしれない
「おい、なにがあった?誰かに襲われたのか?」
「ちっ、違うんです…
いきなり襖がガタガタいって…怖くて…」
子供みたいに泣きじゃくる私を
沖田さんはその大きな体で私を包み込んだ
「とりあえずお前が無事でよかった
丁度帰ってきたら夏の声が聞こえたから
すっ飛んできたんだ。
もし誰かにお前が夜這いなんかされてたら
俺、そいつを殺してたかもしれない」
「沖田さん…っ」