来世もきっと、私は貴方に恋をする。

沖田さんはずっと私から離れなかった
羽織はきっと私の涙でぐちゃぐちゃだ

「ごっ、ごめんなさい心配かけて…」

「なに謝ってんだよ。気にするな
むしろ俺が悪ぃんだ、ごめんな」

彼はやっぱり優しい人
だって自分より他人なんだもん
私なんて何もしてあげれてないのに
たくさんの愛情を、私にいつも注いでくれる

「明日からは夜は一緒にいるようにする
近藤さんにも話はつけとく」

「ごめんね、私のせいで…」

「夏、お前最近謝ることが増えたな
なんかあったのか?」

「あっ、いや…なんもないよ…?」


「……体が透けることを気にしてるのか?」

「えっ…」

どうしてそのことを
沖田さんが知ってるの……?

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