アブナイ王子様たち
その顔が視界に入った瞬間、火がついたように顔が真っ赤になった。


なんで?


なんで私、意地悪な翔さんの妖艶な笑みを見て、顔を赤くするの?


どうして……。


そこまで思ったところで、翔さんがスッと手を離した。


「やっぱりあんた、いじりがいがあるな。


俺のおもちゃにしたい」


「はぁっ⁉︎」


おもちゃ⁉︎


おもちゃって……子供が遊ぶものの?


心の中でそうつぶやき、熱が冷めた頬を両手で包み込んだ。


「お、おもちゃって、あれですか?


子供が遊び道具として使う……」


それ以外に、“おもちゃ”っていう意味が見つからないんですけど。
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