アブナイ王子様たち
そう言いたいけど、動揺とドキドキが混ざったせいで、口をパクパクと動かすことしかできない。
私の表情に、その男の人と翔さんは、気づいていない。
私を無視して、会話している。
「こ、恋人同士……⁉︎
あ、我妻くんとこの子が……⁉︎」
「はい。
なにか文句あります?」
「い、いや、ないけど……本当に恋人同士?」
「本当ですよ。
俺が嘘を言うと思います?」
いや、絶対に嘘だ‼︎
翔さんは平気で嘘をつく人なんですよ!
「そ、そこまでは言ってないよ。
ただ我妻くんとこの子の関係を知りたかっただけだから……」
しどろもどろになるその人。
当たり前だ。
真剣な顔をしている翔さんに見つめられたら、しどろもどろになっちゃうだろうから。
私の表情に、その男の人と翔さんは、気づいていない。
私を無視して、会話している。
「こ、恋人同士……⁉︎
あ、我妻くんとこの子が……⁉︎」
「はい。
なにか文句あります?」
「い、いや、ないけど……本当に恋人同士?」
「本当ですよ。
俺が嘘を言うと思います?」
いや、絶対に嘘だ‼︎
翔さんは平気で嘘をつく人なんですよ!
「そ、そこまでは言ってないよ。
ただ我妻くんとこの子の関係を知りたかっただけだから……」
しどろもどろになるその人。
当たり前だ。
真剣な顔をしている翔さんに見つめられたら、しどろもどろになっちゃうだろうから。