アブナイ王子様たち
納得していないみたいだったから、翔さんに直接尋ねると思ったよ。
さっき、その人が意味深な表情をしていた理由がようやくわかったよ。
ははっと苦笑いをする。
「どういう関係というのは?」
「そ、そのままの意味だよ。
ただの知り合いというわけではないようだし」
その人が翔さんをじーっと見つめている。
その目は細く、疑いを隠さない色がある。
でも、翔さんは臆することなく、淡々と答えた。
「俺とこいつ、恋人同士なんです。
俺が大学に入る前から付き合ってるんです」
なっ……!
な、なななな、なんて言った今!
恋人同士⁉︎
まさか翔さん、その人に嘘をつくつもり⁉︎
嘘だけじゃなくて……勘違いされちゃうじゃん!
何度も言うようだけど、私、本当に翔さんのことなんて好きじゃないですから!
さっき、その人が意味深な表情をしていた理由がようやくわかったよ。
ははっと苦笑いをする。
「どういう関係というのは?」
「そ、そのままの意味だよ。
ただの知り合いというわけではないようだし」
その人が翔さんをじーっと見つめている。
その目は細く、疑いを隠さない色がある。
でも、翔さんは臆することなく、淡々と答えた。
「俺とこいつ、恋人同士なんです。
俺が大学に入る前から付き合ってるんです」
なっ……!
な、なななな、なんて言った今!
恋人同士⁉︎
まさか翔さん、その人に嘘をつくつもり⁉︎
嘘だけじゃなくて……勘違いされちゃうじゃん!
何度も言うようだけど、私、本当に翔さんのことなんて好きじゃないですから!