アブナイ王子様たち
イメージすることできずに首をかしげる私に、悟さんが言葉を返す。
「気味の悪い手紙を書いて送った人は、この家の外から愛海ちゃんを見てるんだよね?」
「……え、えぇ、そうみたいですね」
「だったら、それを利用して、ストーカーを追い払おうと思って」
「追い払う?」
悟さん、さっき『撃退しよう』って言わなかったっけ?
まぁ、いいけど。
「うん。
愛海ちゃんには彼氏がいる。
そう思わせるんだ」
「彼氏がいると思わせる……?」
気味の悪い手紙を書いて送った人を、そう思わせる方法は……。
しばらく考えたが、答えが出てこなかった。
頭の中で結論が出ないでいると、話を聞いていた翔さんが、呆れたようにこう言った。
「つまり、気味悪い手紙を送ったやつに、イチャイチャしてるところを見せろってことだよ」
「気味の悪い手紙を書いて送った人は、この家の外から愛海ちゃんを見てるんだよね?」
「……え、えぇ、そうみたいですね」
「だったら、それを利用して、ストーカーを追い払おうと思って」
「追い払う?」
悟さん、さっき『撃退しよう』って言わなかったっけ?
まぁ、いいけど。
「うん。
愛海ちゃんには彼氏がいる。
そう思わせるんだ」
「彼氏がいると思わせる……?」
気味の悪い手紙を書いて送った人を、そう思わせる方法は……。
しばらく考えたが、答えが出てこなかった。
頭の中で結論が出ないでいると、話を聞いていた翔さんが、呆れたようにこう言った。
「つまり、気味悪い手紙を送ったやつに、イチャイチャしてるところを見せろってことだよ」