アブナイ王子様たち
男の人の体重が、女の子より重いのはわかっていたことだけれど、いざ自分が男の人を支える身となると、なんというか……。


ど、どうしよう……。


家の中には、私と匠くん以外、誰もいないし。


わけもなく、あたりをキョロキョロと見まわす。


だが、誰もいないとわかると、見まわすのをすぐにやめ、仕方なく匠くんを部屋まで運んでいくことにする。


匠くんの腕を自分の肩にまわし、匠くんの部屋に向かう。


「よいしょ……っ、よいしょ……」


匠くんを運びはじめてから数分後、やっとで匠くんの部屋に着いた。


その部屋のドアを、迷うことなく開ける。


匠くんの部屋は、黒と白で統一された、シンプルな部屋だ。


その部屋の奥にあるベッドの上に、匠くんの体を乗せる。


そして、匠くんの体に布団をかけた。
< 369 / 642 >

この作品をシェア

pagetop