アブナイ王子様たち
「違いますってば」
本当はそうなんですけどね。
心の中だったら素直に言えるのに、なんで、面と向かって言えないんだろう。
「ま、いいけど。
離れてほしい理由が、俺のこと意識してドキドキが止まらないからじゃないなら、いったいなんなわけ?」
うっ。
突然の質問、やってきました。
どうしよう。
嘘の理由、まだ考えてない……。
うーん。
とりあえずこう答えよう。
「え、えっと……ひ、ひとりでオーシャンビューを見たいからです!」
う、嘘を言っちゃった。
ほんのちょっとだけ罪悪感を感じるけど、ドキドキしてるって突き止められないようにするためには、嘘をつく必要がある。
ごめんなさい、翔さん。
本当はそうなんですけどね。
心の中だったら素直に言えるのに、なんで、面と向かって言えないんだろう。
「ま、いいけど。
離れてほしい理由が、俺のこと意識してドキドキが止まらないからじゃないなら、いったいなんなわけ?」
うっ。
突然の質問、やってきました。
どうしよう。
嘘の理由、まだ考えてない……。
うーん。
とりあえずこう答えよう。
「え、えっと……ひ、ひとりでオーシャンビューを見たいからです!」
う、嘘を言っちゃった。
ほんのちょっとだけ罪悪感を感じるけど、ドキドキしてるって突き止められないようにするためには、嘘をつく必要がある。
ごめんなさい、翔さん。