放課後の物理室
物理化学のテスト前日は徹夜で勉強した。
「テスト頑張れよ」と言われて、「どうしよっかなぁ」と答えた私。
これで頑張ったら先生びっくりするかなぁとか思ってしまっていた。しかし、夜中に問題集を解けば解くほど疑問は生まれてきて、やっぱり物理化学は苦手だと心から感じた。先生、物理化学、全然わかりません。

翌日、朝一番に登校した私は、職員室に突っ込んだ。
「舟木先生!!!!もう、物化ぜんっぜんわかりません!」
「はぁー?昨日教えてやっただろー?てか今日テスト当日だぞ???」
「こことここだけ!教えてください!!」
「この2つだけな???礼拝まで10分しかないから。」
「はい!」
「体調悪い?」
「え?」
先生がふとそんなことを聞いてくるから口から空気が抜けるような声を出してしまった。
「いや、なんかクマがすごいから。」
「あー、昨日徹夜しました。」
「徹夜するほど今回の範囲難しくないぞ?」
「私、物化苦手なので。今回初めて頑張ろうって思いました。」
「お、いいね。じゃあパパッと二問やっちゃうぞ」




「ありがとうございましたぁぁぁ!」
「結果期待してるぞ」
「期待は、、しないでほしいです笑」
「やばいな、もう礼拝だ、」
「ほんとだ!」
「いくぞ」
「、、はい!」


入学したての頃、一緒に物理室に行ったことを思い出す。もうあれから一年が経とうとしていると思うと、時が過ぎるのは本当にあっという間だった。
< 17 / 34 >

この作品をシェア

pagetop