桜の木の下で
ガチャッ。

俺は一瞬固まった。

そこには、気になってるアイツがいたからだ。
しかも男性社員とな。

冷静を装った。
でも俺は明らかに苛立っていた。

俺に気づいたアイツは、一瞬ボーッとしていたが
落ち着きを取り戻したみたいだ。

俺は、他人行儀な会話をした。
俺には関係ない。
勝手にイチャついていればいいのだ。
嫌味っぽく言って俺は会議室から出た。

これ以上、アイツの顔を見ているのが嫌だった。

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