桜の木の下で
「ずっと……なに?」
「えっ?」

いつもより優しく話す菅田さんに驚き、
顔を上げると……。

「続きは?」

今まで私に向けられたことのない
優しい表情をしていた。

その顔があまりにもカッコ良くて
ずっと見つめてしまった。

「おっ、お前見過ぎっ」

今度は菅田さんが私から目を逸らした。

どのくらい見つめたのだろうか?
あまりにもカッコ良くて
夢を見ているのかと思うくらい
ぼーっとしてしまった。

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