『遠距離』恋愛。
私の出産もひと段落つき、部屋でゆっくりしていると小宮先生が入ってきた。
「調子はどう?」
「まだ立てません。貧血で、、。」
「でもよかった、母体にも赤ちゃんにも影響がなくて、、。」
「小宮先生のおかげです!本当にありがとうございました!」
「相川さん。」
「はい、、」
「ずっと言っちゃいけないって思ってたんだけどね。」
「はい。」
「相川さん、男の人が怖いって。だからずっと我慢してたんだけど、今日手術中に相川さんのあの言葉を聞いて、言おうと思った。」
「なんですか?、、」
「俺、相川先生がずっと好きだった。」
「え、、え??」
「まだ男の人が怖いだろうし、こんなこと言われても迷惑だよな。ごめん。」
「いえいえ、。うれしいです。でも、、」
「わかってる。わかってるよ。今すぐに答えは出さなくていい。」
「私も、小宮先生となら大丈夫な気がします。」
「、、え、?」
「まだ男の人と距離は必要だし、接触も自らはしない。けど、距離は、普通のカップルよりは遠くなってしまうかもしれない。若干、『遠距離』恋愛かもしれないけど、小宮先生だけは心から信頼しています。」
「、、うん。」
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