【短編】メロンソーダに溺れる


菅原だって多分、こんな私のこと、何もできない人間だって内心呆れているだろう。


男の子って自分より勉強ができるか同じくらいのレベルの女の子が好きだって、何かで読んだことがある。


対して可愛いわけでもなければスタイルがいいわけでもない。


平凡な女子高生って表現があるけれど、私はきっと平凡とかそんな「普通」レベルにもなれないんだって最近ものすごく感じる。


得意なことも、唯一できる何かがあるわけでもない。

それでいて、性格だって、ひねくれ屋で短気だ。


比べて、菅原は、成績優秀でイケメン。
誰からも愛されるようなやつだ。


同じ中学三年生なのに、どうしてこんなにも違うんだろうか。


「そういう菅原だって、ガキじゃん。中3なんてガキじゃん」


こういうひねくれた返ししかできない自分の子供なところにだって、嫌になる。


まだまだ子供でいたい。
それなのに、上に向かって伸びなきゃいけないのが、しんどいなぁと感じてしまう。


みんなは、楽しそうに大人になっている気がする。


私は……そんなにまっすぐ上手に上れない。


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