クールな御曹司と愛され新妻契約
「この一ヶ月間、私を助けるために便宜的に夫婦を演じてくれていたことは知っています。ご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありませんでした。
だからこそ……もうこれ以上、おふたりの幸せを壊すような真似はしたくありませ――んんんっ」
勢いよく彼を振り仰ぐと、壁に押し付けられるようにして閉じ込められ、深く激しいキスをされる。
私の体力を奪うような強引な口付けに翻弄され続け、唇を離された時には、彼の思惑通りに先ほどまでの勢いを失ってしまった。
「落ち着いて聞いてください。俺は、実友と付き合ったことはありません。勿論、男女の関係になったこともなければ、恋愛感情を抱いたこともない。彼女は、ただの秘書だ。
実友の交際や妊娠に関しては彼女のプライベートのことであり、俺と麗さんには一切関係ありません」
「そ、そんなこと……信じられません」
今さら、何を聞いたって信じられない。だって婚姻届が提出されていなかったのは事実なのだ。
しかし、千景さんは「本当に実友は関係ない」と言い募る。
彼が言うには、実友さんの婚約者は彼女の幼馴染で、既に結婚式の招待状も貰っており、婚約指輪を出来ない理由は、金属アレルギーでアクセサリー類が付けられないからだそうだ。
だからこそ……もうこれ以上、おふたりの幸せを壊すような真似はしたくありませ――んんんっ」
勢いよく彼を振り仰ぐと、壁に押し付けられるようにして閉じ込められ、深く激しいキスをされる。
私の体力を奪うような強引な口付けに翻弄され続け、唇を離された時には、彼の思惑通りに先ほどまでの勢いを失ってしまった。
「落ち着いて聞いてください。俺は、実友と付き合ったことはありません。勿論、男女の関係になったこともなければ、恋愛感情を抱いたこともない。彼女は、ただの秘書だ。
実友の交際や妊娠に関しては彼女のプライベートのことであり、俺と麗さんには一切関係ありません」
「そ、そんなこと……信じられません」
今さら、何を聞いたって信じられない。だって婚姻届が提出されていなかったのは事実なのだ。
しかし、千景さんは「本当に実友は関係ない」と言い募る。
彼が言うには、実友さんの婚約者は彼女の幼馴染で、既に結婚式の招待状も貰っており、婚約指輪を出来ない理由は、金属アレルギーでアクセサリー類が付けられないからだそうだ。