漣瀬くんが怖くて学校行けない
「俺、マオの彼氏になりました。」

今まで我関せずとばかりに私語をしていたクラスメートたちを含め、クラス中がしーんと静まり返った。

しかし、しばらくすると教室はウェイ系男子を中心にヒューヒューと私たちを囃し立てる声に埋め尽くされた。

「漣瀬やるぅー!」

「転校生初日から手懐けたな!」

勝手に盛り上がる周囲に混乱する私。(先生は相変わらず固まったままだ。)
そんな私を突如、漣瀬君がぎゅっと抱きしめた。
それを見てより一層盛り上がるクラスメートたち。


「マオはもう俺だけのマオだよ?分かった?」

低音の心地良い声が私の耳元で囁かれた。

あーあ…転校初日からなんでこうなるかなー…

もう………明日から…………

漣瀬くんが怖くて学校行けないっっ!!!!
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