もう、我慢すんのやめた
弥一とデートすることになった、って。
それから、多分佐倉にはもう、嫌われちゃったかもしれないってことも。
萌菜は『は?デート?そっちこそ本気で告られるんじゃないでしょうね!?』とか言って。
かと思えば『は?佐倉が?そんなのありえないから!……もう!あの意気地なし!』って、もはや誰に対して怒ってるのか謎なレベルで、電話越しに叫んでたけど。
私のことはいいから、萌菜はテツとのデートだけを考えて過ごすように言って電話を切ったきりだった。
【緊張してるのは案外テツの方かもよ?萌菜はいつも通りいつも通り☺︎】
【こっちも水族館、楽しんでるよ】
それだけ返信して、スマホをショルダーバッグの外ポケットではなく、ファスナーを開けて目のつかないバッグの奥底へとしまった。
萌菜と連絡を取ってたら、また逃げそうな気がしたから。
「芽唯、観てみ!」
「え……?って、うわぁ〜!すご〜い!」
青々とした水の中を、悠々と泳ぐ魚の群れ。
魚たちが泳ぐのに合わせて泡立つ水槽の中で、その泡たちが上へ上へと舞い上がって消えていく。
その綺麗で、なんとも幻想的な光景に私と弥一は顔を見合わせて笑った。
それから、多分佐倉にはもう、嫌われちゃったかもしれないってことも。
萌菜は『は?デート?そっちこそ本気で告られるんじゃないでしょうね!?』とか言って。
かと思えば『は?佐倉が?そんなのありえないから!……もう!あの意気地なし!』って、もはや誰に対して怒ってるのか謎なレベルで、電話越しに叫んでたけど。
私のことはいいから、萌菜はテツとのデートだけを考えて過ごすように言って電話を切ったきりだった。
【緊張してるのは案外テツの方かもよ?萌菜はいつも通りいつも通り☺︎】
【こっちも水族館、楽しんでるよ】
それだけ返信して、スマホをショルダーバッグの外ポケットではなく、ファスナーを開けて目のつかないバッグの奥底へとしまった。
萌菜と連絡を取ってたら、また逃げそうな気がしたから。
「芽唯、観てみ!」
「え……?って、うわぁ〜!すご〜い!」
青々とした水の中を、悠々と泳ぐ魚の群れ。
魚たちが泳ぐのに合わせて泡立つ水槽の中で、その泡たちが上へ上へと舞い上がって消えていく。
その綺麗で、なんとも幻想的な光景に私と弥一は顔を見合わせて笑った。