正義が悪に負ける時
最終話


最終話



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「滝川君。ちょっと先生と一緒に来て。」


「?・・はい。」


給食を食べ終えたお昼休み。

図書室に行って本を読もうとしていた僕を担任の先生が呼んだ。



「・・・・・・。」


先生は特に何かを言うわけでもなく、
黙ってその後ろをついていく。


なんだろう・・?

何か叱られるようなことをした心当たりは無いんだけど・・。



そのまま職員室・・
じゃなくて・・保健室。



“ガラガラ”


「・・・・?」


先生が保健室の扉を開けると、
保健の先生、教頭先生。

それに・・・


「マコ・・・。」


“体調不良で今日は欠席”と朝のHRで先生から連絡があった、

クラスメイト・・そして恋人のマコがベッドに腰掛けていた。


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