正義が悪に負ける時


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“ガチャリ”


真夜中に鳴ったインターホン。

扉の先には小西が立っていた。


「・・・・・・・・・。」


「小西さん、こんな時間にどうしたんですか?」


その表情を見て、
懸念していた事が起きたと悟る。


今まで同情の視線を送っていた小西が、
初めて攻撃的な視線を僕に向けている。



「立ち話もなんですのでどうぞ中へ。」


小西をリビングに招き入れるが焦りは全く無かった。


僕が犯したのはただの犯罪じゃ無い。

“完全犯罪”だ。


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